一般に、普段はおおわれていても、手でむけば亀頭を出せる状態を「仮性包茎」と呼びます。「治療しないといけないのか」と悩む人は多いですが、判断の軸は「症状があるかどうか」です。
医学的に治療が必要になる症状
日本小児泌尿器科学会が挙げている、治療が必要なケースは次のとおりです。
- むいた包皮が戻らなくなる(かんとん包茎)
- 亀頭包皮炎(赤く腫れる状態)を繰り返す
- 排尿時に包皮の先に尿がたまる(バルーニング)
- 包皮が硬くなり、成長してもむけない
こうした症状がなく、手でむけば亀頭が出る場合は、病院では手術の対象にならないとする例があります。日本医科大学武蔵小杉病院は、真性包茎などが手術の対象で、仮性包茎は手術の適応ではないとしています。
見た目・気持ちを理由に手術を考えるとき
医学的に手術の対象でないことと、悩んでいないことは別です。においが気になる、銭湯や温泉を避けている、人と会うときに落ち着かない。こうしたことが続いているなら、それは生活のなかで実際に起きていることです。
見た目や心理的な負担を理由にした手術は、医学的な必要性を理由にした治療とは扱いが異なり、自費診療になるのが一般的です。たとえばメンズライフクリニックの公式サイトでは、仮性包茎は自由診療と説明されています。
自費診療では、料金や術式、リスクの説明が医療機関ごとに違います。次の点を確認してから決めましょう。
- 総額はいくらか、追加費用はどんなときに発生するか
- 術式の内容と、起こりうるリスク
- 術後の通院と、その費用
- 契約を急がされていないか
詳しくは、費用の考え方、手術のリスクと術後、カウンセリングで確認したい質問にまとめています。
悩みがあるだけで、今すぐ手術が必要になるわけではありません。まず「症状があるか」を確認し、迷うなら医療機関で相談してみましょう。
出典
この記事の情報について
一般的な医学情報をもとにした内容で、個別の診断・治療の代わりにはなりません。運営者は医師ではなく、医師の監修は受けていません。気になる症状がある場合は、泌尿器科などの医療機関にご相談ください。